虎は死んで皮を残し人は死んで何が残る?

先日サンケイホールブリーぜで桂枝雀カムバックⅡを観に行って来ました。
桂米朝一門の落語家として活躍しておりましたが、今から12年前の還暦で亡くなりました。
久しぶりに彼の落語を聞き感動でした。
三日間昼夜6回の公演で最終日夜のメイン、地獄八景亡者戯(じごくはっけいもうじゃのたわむれ)
以前に朝日放送でやったのを大型スクリーンに映し出され、あの顔。あの声。あの身振り。懐かしい
高座姿をふたたび目のあたりにしてすっかり幸福な気分になった{枝雀カムバック}でした。
すでに無くなっているなんて感じられないくらいの迫力でした。
芸人。落語家。それを超えたアーテスト、プロフェショナル
一つの芸術を観ているようでした。
落語が好きですきで稽古を重ね、そして見事なまでにその人物に
のりうつったような演技、枝雀さんは自分の落語を観て真剣に笑ってられたこともあったと聞いたことがありました。
もはやもう会うことは出来ないですが、いまだに人々の心に強烈にインパクトを与えるのは何なんでしょうね。
人間とはよく言いますが、生きてきたようにしか死ねないと、
今この瞬間瞬間がそれを作りあげているのでしょうね
枝雀さんまでいかなくてても、何かを残すことが出来る生き方を真剣考えてしまいました。

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